ウズベキスタンにある世界遺産の街ヒヴァ、そしてそのヒヴァがあるホレズム州の観光情報をJICA青年海外協力隊-観光隊員が現地より発信していきます。

カッタボグ・ザンゴリ陶芸工房

ホレズムと陶器

ホレズムは中央アジアで古くから、陶芸の中心のひとつでした。紀元前4世紀に遡る陶器の一部がアムダリア沿いで見つかっています。洗練された、精巧な陶芸は川辺の地域の人々によって発展されてきました。独立以来、陶芸家の職人の技術が高く評価されており、政府がサポートしています。




カッタボグ・ザンゴリ陶芸工房

カッタボグ・ザンゴリ陶芸工房は良質な土を手に入れることができる、ヤンギアリック市に工房を作りました。陶芸家、オタジョノヴ家は10世代前からこの地で工房を営んでいます。カッタボグ陶器を特徴づける紺碧(こんぺき)の色はウズベク語ではザンゴリと呼ばれています。陶器づくりには、天然の材料のみを使います。陶器類は成形し、乾燥させた後、化粧土で白化粧を施します。そしてコバルト(濃青色:コバルトブルー)、銅(淡青色:ターコイズブルー)の釉薬で絵付けをおこない、発色を良くする伝統のうわ薬をかけます。




カッタボグ陶芸家の技術

カッタボグ陶芸家たちはコラバラクと呼ばれるアッケシソウからイシコル(艶出しのための基本的な材料)を作っています。この古いうわ薬がけの技術はすでに数千年前から存在していました。この植物は主に塩分を含んだ土地から見つけられます。カッタボグ陶芸はボディヤ(*古代ホレズム語で大皿を意味する。近年ではあまり使われなくなっている単語)と呼ばれる大皿、ボウル皿、灰皿、貯蔵用壺、お土産品など50種類ほどの陶器を作っています。
彼らの主な作品のひとつに歴史的建造物の修復用と近代の建物を装飾するタイルがあります。その作品はホレズム州やウズベキスタンの他の州をはじめ、ロシアやカザフスタンにも及びます。




陶器工房情報

Zangori Pottery Workshop
Zangori kulolchilik ustaxonasi

Kattabog’ village
Yangiariq district
Khorezm region
Uzbekistan
Tel:+998 62 387 7424
+998 90 726 0045
E-mail: kulol.ollanazar●mail.ru 迷惑メール対策のため、●を@に変えて手打ちしてください。
アクセスヒヴァのホテルで車をチャーターするのが一般的、半日コース20USD程度



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