ウズベキスタンにある世界遺産の街ヒヴァ、そしてそのヒヴァがあるホレズム州の観光情報をJICA青年海外協力隊-観光隊員が現地より発信していきます。

カッタボグ、陶芸の地

 カッタボグはヒヴァから16キロ東に行ったヤンギアリック地区にある村です。ここは果物や野菜作りで有名ですが、それと同様に陶芸の村としても有名です。荒廃した城塞である、オルマティシィガン・カラ(カッタボグ村にあり、現在残っているのはごくわずか)はこの村がシルクロードに属していたことを示しています。


オタジョン マトヨクボブ



1939年~1941年に発掘作業に従事した人によるとウズベク考古学者・ヤフヨ グルヤモブ氏によって紀元前200年に作られたオルマティシィガン・カラ が見つけられたとされています。砂漠の行商人たちは中国からウイグルを通りサマルカンド、ブハラ、ハザラスプ、さらにヒヴァを通りヨーロッパへ向かいました。重要な場所に位置したこの城塞は商いと工芸類にいい発展をもたらしました。ヒヴァは次第に大きな町になり、この辺りのエリアでは芸術や工藝が発展していきました。木や石の彫刻、漆喰の装飾だけでなく、施釉と塗りのタイルを持つ多くの素晴しい建物がヒヴァに造られるようになりました。


スルタンボイ オタジョノブ



 カッタボグ村の陶芸家たちは彼らの作品をこれらの美しい建築物に寄与しました。O. マトヨクヴァ, オタナザル ジュマナザロヴ, ラヒムボイ ドゥストジョノブ, ラヒムボイ ドゥストジョノブなどの多くの職人はカッタボグ村の出身です。彼らの後継者たち、J シュムロドゥフやX ドゥストジョノブはホレズム陶器の伝統色である、白、青、ターコイズに対して、黄緑色や茶色を作品に使い始めました。オタジョノブ家は伝統を守り「カッタボグ ザンゴリ(紺碧(こんぺき)の色:鉱石 azurite の粉で作られる色)陶芸」をワークショップにて継承しています。


オラナザル サドゥラエヴ師匠と生徒たち



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